超級バラエティ研究所 > バラエティ番組のヒーローたち

オレたちひょうきん族
〜前期・中期のバラエティヒーロー〜

フジテレビ系

■ここでは、『オレたちひょうきん族』の番組前期・中期に登場したバラエティヒーローを取り上げます。


ひょうきん族>トップへ戻る


ひょうきん懺悔室

懺悔の神様(ブッチー武者)
1983年秋から開始されたひょうきん懺悔室に登場。基本的に無口。×のポーズを取ると水を浴びせる。
ごくまれに激怒したときは赤い水小麦粉を浴びせるお仕置きを与える。
ザンゲのBGMの元ネタは『宇宙刑事ギャバン』(1982〜83・テレ朝系)の初期蒸着変身シーンのBGM。
ブッチーさんは、ヒゲや体格がグレート義太夫さんにそっくりで、よく間違えられる。
悪役商会扮するチェッカーズが懺悔室でザンゲを受けることになったとき、丹古母鬼馬二さんが神様と間違えられて困っていると脅して、無理矢理○のポーズにさせたことも。
ザンゲは1日に12回くらい収録し、面白いネタのものを2〜4本くらい選び、残りは没にしていたが、ザンゲのない良い一日の場合、花吹雪と共にザンゲの神様が○のポーズを取って番組をシメる。
’84年1/7放送で、ひょうきん絵描き歌でNGを出した邦ちゃんへの裁きの時、○のポーズを取ったと見せかけ実は水が降ってくるというフェイントをし、その後、邦ちゃんにこのことで逆ザンゲをさせられたとき、初めてセリフが出てきた。もちろん、頭上から水を浴びせられた。
’87年1/3放送の『新春ひょうきん名勝負』で例のポーズを取りながら悪魔と対決し苦戦したが、逆転勝利した。
▽近年、ブッチーさんはバーの経営で、このザンゲの神様の格好をしていて、再び人気が出てきている。
2000年代中頃、カツラとヒゲを間違えて持っていかれ、神様になれなくて困っていたことも。
▽『ひょうきん族』放送終了後も、懺悔室再現企画によく起用され、’10年に『爆笑問題のニッポンの教養』でNHK進出も果たした。

懺悔の神父(横澤彪)
当時の番組プロデューサー(その後、’05年まで吉本興業東京支社の社長)扮するひょうきん懺悔室の神父。
懺悔の神父2代目(三宅デタガリ恵介)
番組ディレクター扮するひょうきん懺悔室の神父。赤い法衣を着ている。
出張懺悔の牧師(水島びん)
視聴者や有名人からの依頼で全国どこへでもやって来る懺悔の神父代理。
赤い法衣(のちに黒い法衣)を身にまとっている。即席で出張ざんげ室を作り出す。


ひょうきんスペシャル 大川口浩探検シリーズ

大川口浩(島田紳介)
当時人気のあった水曜スペシャル『川口浩探検隊』(テレビ朝日系)の故・川口浩さんのパロディキャラ。
大川口浩探検隊の隊長で、世界中に潜む(らしい)さまざまな魔獣を捜し求める、がヤラセバレバレである。
大川口浩探検隊メンバー(ヒップアップ)
大川口隊長と共に不思議の謎を解く為に冒険する。

巨大魔獣タコドラブッヘ
・出身地=青木ヶ原 / 提供=日本タコヤキ連合会
青木ヶ原の樹海に潜む幻の悪魔の化身。大川口浩探検隊は10日と16時間かけてタコドラブッヘの居場所を発見した。大川口隊長は棺(実はTV夕日小道具箱)から素手で捕まえて捕獲した。
‘巨大’という肩書きを持っているが、実は小型で、頭部はタコ, ボディはトカゲのようだった。
その後、アラスカにも仕込みとして連れてこられ、それを操るヒモと若者の謎を残した。
毒アリ
人骨らしき白骨(実はフライドチキンの骨)に群がる、鼻糞の串刺しのような死の使いである小さな蟻の大群。
山猫
刃物のように硬く鋭い爪と牙を持つ密林の王者。誰がどう見ても普通の小猫。

巨大獣人ゴンジラ(不明)
・出身地=アラスカ
魔の寒冷地に潜む雪原の王者。この回は、大川口浩探検隊を撮影しているひょうきんSP取材班を密かに
追跡しているひょうきんSP取材班の取材班というドキュメンタリー形式になっている。
ヌイグルミ製作所からフジテレビへの謎の電話でアラスカにやってきたらしい。
足跡は長さ1m幅50cmもある巨大サイズだが、なぜか1個だけで、ゴンジラそのものは等身大サイズだった。
隊員たちは雪をかけたり、殴る蹴るなどの低レベルな死斗を繰り広げ、8日と16時間で捕獲に成功したが、
各マスコミはこれをスクープとして取り上げなかったのは永遠の謎。
アラスカ最後の原住民(不明)
友好的。最初は探検隊や取材班, 取材班の取材班に雪かけや槍で攻撃したが探検隊はなんとか説得した。
小さな小屋に族長をはじめ10人で生活しているが、なぜか内部はかなり広かった。
しかもおもてなしはビールにコロッケ、オレンジなど現代日本風。村に伝わる歌は東京音頭だった。
探検隊〜取材班の取材班の面々は原住民のガイドを連れてゴンジラ探しへ。
肉食植物
どう見てもヤブのようだが、サガミ隊員の腕(実はハリボテ)を切断したほどの恐ろしい怪奇植物。
ナレーターがサガミ隊員の背中の盛り上がりのことについてツッコんでいた。

チンピラ(不明)
’85年当時、映画でしか見かけなくなった為、大川口探検隊〜取材班の取材班は東京郊外の住宅地で、決死のチンピラ探しをした。
チンピラのポラロイド撮影に成功したが、4人のチンピラに見つかってしまい、大川口浩探検隊は金品はおろか、衣装まで奪われ、パンツ一丁にされるのだった…。
マイケル・ジャクソン(ウガンダ・トラ)
かつて“ひょうきんベストテン”で、オバQやカラカサなどの日本の妖怪と共にスリラーを踊っていた。
’87年当時、彼の影武者が大ヒットしたため、大川口探検隊はキャピタル東京ホテルで本物探しへ。
猿の着ぐるみを着た隊員や、彼と友達になれそうなアダモちゃんなどで捕獲しようとしたが失敗。
次の日に、証拠の品・黒のドーラン発見後、ツアースタッフからおニャン子クラブ卒業生名簿と交換で本物がいる日本人スタッフのマンションの情報をもらい、発見。
本物は猿に足を噛まれていて、マンションでひとり淋しく寝ていたのだった。

象の西村君
本物マイケル捕獲作戦に使用された大川口探検隊の秘密兵器である象。しかしうまく歩けず失敗。