超級バラエティ研究所 > バラエティ番組のヒーローたち

みごろ!たべごろシリーズ

『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』1976.10〜1978、『みごろ!ゴロゴロ!大放送!!』1978〜79、
『みごろ!たべごろ!ナントカカントカ』2003.4〜9、
『みごろ!たべごろ!デンセンマン』2003.10〜11、『鈴木タイムラー』2004.4〜05.9
テレビ朝日系

■名バラエティヒーロー『デンセンマン』や電線音頭を生んだ『みごろ』シリーズを紹介します。


テレ朝系バラエティヒーロー>トップへ戻る


みごろ!たべごろ!笑いごろ!!

※デンセンマンと電線音頭で大人気を博した70年代後半のバラエティ。

デンセンマン(声:堀勝之祐)
・デザイン=石ノ森章太郎 / 出身地=ニューギニア
故・石ノ森章太郎先生がデザインした70年代バラエティヒーローの代表格。
同放送局で放送された東映製作の石ノ森先生原作の特撮ヒーロー『超神ビビューン』(1976〜77)に
デザインが似ているがスーツ流用説も。『電線音頭』のブームに拍車をかけた重要なヒーロー。
森昌行・オフィス北野社長が、会社設立前に扮した(実は地方のイベントで数回演じた程度だったが、「デンセンマンで会社を作っちゃった人だから…」と語る“殿”によって話が大きくなってしまったらしい)だが、番組のAD(後に俳優として石原軍団で活躍する故・秋山武史さんもその一人)も演じたりといい加減だった。
ちなみに電線音頭を最初に踊ったのは桂三枝さんで、『みごろ』以前のテレ朝系で75年10月から76年3月まで
放映されたバラエティ番組『ドカンと一発!60分』で初披露し、それが好評だったため、
『みごろ』の名物とするためスタッフによって電線音頭を使った企画が考案され、デンセンマンが生まれた。
ニューギニアの火力発電所の付近の岩山に流星が落ちて誕生した。
ニューギニアの火力発電所かか100万ボルトの電線を通って、瞬時に日本へやって来る。
そしてコタツの上でみんなで電線音頭を踊ったら去っていく。高笑いを上げることが多い。
『電線音頭』コーナー以外では、フォークダンスの定番ソング、オクラホマミキサーのメロディに乗せて
未亡人応援歌』(未亡人とは、〈悪ガキ一家の鬼かあちゃん〉コントに登場する、伊東四朗さん扮する“お母たま”ことシロ子と長内美那子さん扮するお隣さんのこと)なる曲を歌い踊っている (この曲は『ナントカカントカ』でも流れている)。
漫画化もされ『てれびくん』のおだ辰夫先生版と『冒険王』の北見けんいち先生版がある。
冒険王版のみの設定ではデンセンマンがセリフの語尾に「○○でアース」とつけていた。
後番組『みごろ!ゴロゴロ!大放送!!』にも登場し、2003年に『みごろ!たべごろ!ナントカカントカ』で復活した。
又’82年9月に『ひょうきん族』でタケちゃんマンと夢の共演を果たし、
90年代後半の『テレビ探偵団』スペシャルのエンディングで電線音頭を披露していたことも。
’05年にはパチンコ『CRデンセンマン』が発売された。

ベンジャミン伊東(伊東四朗)
伊東四朗さんの名キャラクター。電線軍団々長で、軍団員には与太八左衛門がいる。
ナマズのような2本のヒゲにはリボンがついている。ムチをふるっている。電気ゴタツを用意し電線音頭を踊る。
彼が指定した誰かが電線音頭を踊らされる。
てれびくん版では、デンセンマンに電線音頭を踊らせて一儲けを企む悪役という設定。
1992〜3年頃に『電線音頭』が再注目され、’92年の『第43回NHK紅白歌合戦』で、紅組司会の石田ひかりさんが主演、伊東さんが相撲部屋の親方役で出演していた連続テレビ小説『ひらり』の主題歌を歌ったDREAMS COME TRUEの応援ゲストとしてデンセンマンと共に復活し、『ひらり』で共演の石倉三郎さんらと『電線音頭』を踊った。
小松与太八左衛門(小松政夫)
電線軍団の一員で、『電線音頭』コーナーの司会進行役。自称“四畳半のザット・エンターテイメント”。
小さなハンドローラー(塗装道具)のローラー部が碍子になっているものをマイク代わりに使用している。
踊りの先生(東八郎)
キャンディーズやハンダースらに日本舞踊を教えている先生で少しオカマっぽい。
稽古中にいつも電線軍団に乱入されている。彼もベンジャミン伊東の指名で電線音頭を踊ることがある。

ジルディ・マンボツイスト・バンプ(声:大和田りつこ)
・デザイン=石ノ森章太郎 / 出身地=マーカー星マーカー王国
ベンジャミン伊東の愛人で相思相愛。デンセンマンの成功で番組から生まれたキャラクター。
バケツを逆さにかぶったような頭と、とてつもなく巨大な胸(全長120cm)を持つ
マーカー星人。ボディのあちこちが網タイツになっていて、中身は女性か男性かどうかは不明。
電線音頭コーナーの前に突如出現し、ベンジャミンを誘惑するだけして、ベンジャミンがジルディのボインちゃんに顔をうずめた後、いずこともなく去っていく。

政太郎(小松政夫)
鬼かあちゃんコントに登場する伊東四朗さん扮するお母たまの子供。
…但しキャンディーズ扮するラン助, スー吉, ミキ子と違って実子ではないらしい
コーナー後半で変装したいことを語るとき、お母たまと兄妹に恥ずかしいコスプレのお仕置きを受ける。
毎回のお仕置きの内容は、顔に絵の具を塗られたり、着ぐるみを着せられる、などがある。
スー吉(田中好子)
お母たまの子供。
コーナー後半で、着ぐるみなどのコスプレを披露する。

しらけ鳥(小松政夫)
番組マスコットである鳥の人形。シラケた時にしらけ鳥のテーマを惨めそうに歌う。
ハンドパペットとぬいぐるみバージョンもある。
ハンドパペットバージョンは、歌い出しは画面が白黒になり、政太郎が右手に装着してコタツの上の乗って踊りだす。
後番組『大放送!!』では、人間大のしらけ鳥とデンセンマンが戦う(ただの殴り合い)コーナー、その名も“デンセンマン対しらけ鳥”に出ていて、1分くらいで戦いの最中にコーナーが終わる。

名称不明(伊東四朗, 秋野暢子)
ピンピンピン”のコーナーに登場した星の着ぐるみキャラ。電飾でピカピカ光っている。
デンセンマンに関する挿入歌で踊る。


みごろ!ゴロゴロ!大放送!!

※『笑いごろ!!』の後番組。路線変更してもデンセンマンは健在。

水戸拷問(不明)
『大放送!!』からの新キャラで、水戸黄門のパロディ。
彼が出てくると悪代官等に殴り倒されたりして終わってしまう。かなりのマゾヒスト。


みごろ!たべごろ!ナントカカントカ

※21世紀にデンセンマンと電線音頭を復活させた深夜番組。

デンセンマン(不明)
・出身地=パプアニューギニアの火力発電所 / デザイン=石ノ森章太郎
みごろ!ゴロゴロ!大放送!!』以来約25年ぶりに復活した伝説のバラエティヒーロー。
コスチュームは当時と全くかわらない。早朝の都内に出没し、電線体操を踊る。
実はこの2代目は、原子力発電所で誕生した噂も。名をと呼ばれると、商店街を駆け抜ける。
03年10月からは念願の冠番組を持ち、デンセンマンが日本の文化に慣れるため孤軍奮闘していたが、公式HPで不祥事が起きて、わずか1ヶ月で番組打ち切りに…。

電線体操のお兄さん(金剛地武志)
『ナントカカントカ』でデンセンマンと共に電線体操(電線音頭〜2003年バージョン〜)を踊る。
白いポロシャツに青いジャージを着、眼鏡を掛けている。
しらけ鳥(小松政夫)
『〜笑いごろ!!』名物だったマスコットも当時のまま復活した。


みごろ!たべごろ!デンセンマン

※公式HPでの不祥事で不運にもわずか1ヶ月で打ち切られた。

書記長(折原ゆか)
『デンセンマン』からの新キャラ。別のデンセンマンの情報コーナーで、同じ“デンセンマンさま”とデンセンマンを神様のような扱いにしている。
書記(浜田翔子, 上杉弘美, 石井あや, 古谷沙織)
『デンセンマン』からの新キャラで、“デンセン音頭”コーナーで最初に登場。
子供たちの前で、宗教めいた感じで「あのお方のすべてを受け入れるのです」と言った後、「デンセンマンさまー!」とデンセンマンを呼び入れて、電線音頭を披露する。

小倉学園 優子先生(小倉優子)
番組名が『〜デンセンマン』になってから登場した新キャラで、電線学園の女教師。
5人の女子生徒にことわざを出題して、答えさせる。
電線学園の生徒(北見綾野, 桜木睦子, 中島妙子, 中村春菜, 井上優里菜)
小倉学園優子先生のクラスの生徒5人。クラスにはいつも女子ばかりなのは、別に女子高ではなく、なぜかクラスの男子のみが、毎回何かの理由があって休んでいるため。
最終回では、食べすぎで男子みんな欠席していた。
Psycho le cemu[サイコ=ル・シェイム]
『デンセンマン』からのレギュラーで、RPGヒーローのコスプレをしているバンド。
俳句を読んだりしている。
世界はじめてさん(今野はじめ)
『デンセンマン』からのレギュラー。高橋健一レポーターが、世界はじめてさんをレポート。
世界ではじめて手を使わずにサングラスをかける”とか“世界ではじめてボールを投げる前にバットで打ち返す”などをやっていた。
なぞなぞクン(金剛地武志)
『デンセンマン』からの新キャラ。見た目は蝶ネクタイに、サスペンダーにひざくらいの半ズボン。
彼は道行く人になぞなぞを出す。
挑発的な口調を言いながら、「チッチッチッ」と秒針を刻むマネをしてカウントダウン。
制限時間の30秒を過ぎても答えられないと、 持っていたマイクを地面に叩きつけて、
ひたすら罵詈雑言をあびせるという。
なみにその○○に当たる部分は倍速再生で、音声はわからないようになっている。


鈴木タイムラー

※『テレバイダー』色が濃い番組。テレ朝の他、MONDO21でも放映され、デンセンマンがCS初進出を果たした。

電線マン(声:堀勝之佑)
・出身地=ニューギニア
わずか1ヶ月で打ち切りになってしまった『〜デンセンマン』から充電期間を経て復活した伝説のバラエティヒーロー。
コント『スリーピーガール』では、チカの家にある時計の中に潜んでいる。
チカが目を覚ました後、電線音頭リミックスバージョンで一緒に体操をする。
目に見えない設定なので、半透明になっている。#5でチカと初めて対面するがそのときは老人になっていた。
携帯電話を充電させるパワーだけは残っていた。
スーパーデンセンマン(声:堀勝之佑) {#19〜}
終盤でひょんなことから落雷を受けて若返り、さらにパワーアップしたデンセンマン。触ると電撃でシビレてしまう。
そのせいでチカと一旦別れるが、アースを長靴に巻いてシビレさせずにしてチカと再会した。
その後、チカに電柱ティアラを授けて、一緒に遥か空の彼方へ去っていった。
チカ(富澤友加里)
『スリーピーガール』のコーナーに登場。デンセンマンが居る時計を毎朝チェックしている女の子。
ドラマ編では、偶然に老人になったデンセンマンに出会う。口癖は「〜ずら」。
食べる人(不明)
毎回チカの夢の中でおいしい食べ物を一気に食べてしまう太った男性。
メンチカツを食べるときはメンチを切る。

タイムエンジェル(不明)
メインコーナーである仕事する人の一日のスケジュールをとりあげるコーナーのラストあたりに登場。
金剛地武志レポーターと女性レポーター(週によって変わる)が出会った時に現れる幼児の天使五人。


・参考資料 : 『70年代TVカルト図鑑』(ネスコ / 文藝春秋)

・情報提供 : あるふさん, こしけんさん, バンジョーさん, 畑中智晴さん(デンセンマン), 衒学鬼さん