■ここでは『ざっくり戦士ピラメキッド』に登場する白黒怪人をまとめます。
※地獄白黒団の作戦実行役。毎回人間に変装し、白黒催眠で人々を操り洗脳する。
基本的に人間形態のときは苗字に“黒”という漢字が入り、怪人名はミスターブラックが日本語読み、
ミスホワイトが英語読みした人間形態の職業のアナグラム(ほとんどが3、4文字目以降が入れ替わっている)。
ラブラブーンなど、ネーミングにアナグラムを使用しない特殊パターンもある。
それぞれ、ポーンやナイトなどといった階級(チェスの駒が由来)に分かれる。
サツケーから新たに解除する事で、白黒空間にいるときと同じ10倍の力にパワーアップする『白黒リミッター解除』と言う能力がついた。
※ポーンとは、“歩兵”を意味する。最下級クラスの白黒怪人。
▼白黒怪人ジャーマネ / 黒沢(入江雅人) {#1・2}
WBのマネージャー。白黒催眠術でWBを洗脳し、対立させた。
その正体はミスターブラック配下の白黒怪人第1号。
最期はピラメキッドの竜虎ざっくり斬りにやられてしまった。
▼白黒怪人ストインラクター / 目黒(パッション屋良) {#3}
・ 必殺技=白黒キャノン
トップクラスの人気モデル・西川シェリーのインストラクターに変装していたミスホワイト配下の怪人。
シェリーを白黒催眠で洗脳して、「女性の魅力は外見」と操り地獄白黒団のいいなりにしようとした。
正体を現した後は白黒キャノンと言うエネルギー波でピラメキットを攻撃するも鋼で防がれてしまい、最期はピラメキッドの竜虎ざっくり斬りにやられてしまった。
▼白黒怪人サツケー / 黒岩(田中要次) {#4・5}
・必殺技=白黒ポリスガン, 白黒リミッター解除
警視庁凶悪犯罪課の課長で、アツシの上司。
ピラメキッドの活躍が気に入らず、警察以外の正義を憎んでいる。
白黒催眠で部下のアツシをコントロールするも桃子へのベタボレですぐ洗脳が溶けてしまった。
初めて白黒リミッターを解除するも、ざっくりイメージを解放したピラメキッドの竜虎ざっくり斬りに倒される。
その後『ピラメQノサマーライブ』において再生怪人として登場し、メイちゃんをさらった。
▼白黒怪人サイチー(不明)&カイデー(不明)
13年前に出現した白黒怪人で、兄のサイチーは“小さい”、弟のカイデーは“大きい”のアナグラム。
テルとテルの母を襲っていたところ、テルの父が変身していた初代ピラメキッドに見つかってしまった。
最初は圧倒するもののざっくりイメージを解放した初代ピラメキッドに倒される。
しかし、初代ピラメキッドが闇に落ち、グレイサンダーとなる要因に。
※騎士を意味する階級で、戦闘タイプ。
ポーンクラスの怪人100人以上の力を持つ。
▼白黒怪人チャーティー / 黒崎(斉藤洋介) {#6・7}
・必殺技=白黒チョーク, 白黒リミッター解除
田中の通う学校の教頭だが、その正体はこれまでに登場した『ポーン』クラスのさらに上を行く『ナイト』クラスのミスホワイト配下の怪人。
竹刀を持った教授風の格好をしており、手にしたチョークを投げる《白黒チョーク》が得意技。
近くにいた桃子を攻撃し、ピラメキッドに桃子を守らせようとするなど悪知恵が働く。
田中に「出来の悪い生徒は見捨てろ」と白黒催眠をかける。
その後、『ピラメQノサマーライブ』にて再生怪人として登場。
▼白黒怪人イナトレー / 黒木(ワッキー〈ペナルティ〉) {#8・9}
・必殺技=白黒リミッター解除
ミスターブラック配下のナイトクラス怪人。学生陸上期待の選手である上中連太のトレーナーになり「全ては結果だ ! 結果以外なにもいらない」と連太に白黒催眠をかけた。
特に武器は持っていないが、その代わり、背中に搭載されたブースターと白黒リミッター解除を併用することで、マッハ1で地上を高速移動できる。
一度はその高速戦法でピラメキッドを退けるも、ざっくりイメージを開放したピラメキッドにはかなわず、新技《千手》を受け倒された。
その後、『ピラメQノサマーライブ』にて再生怪人として登場。
▼白黒怪人ウンカセラー / 大黒(吹越満) {#10・11}
・武器=振り子白黒カウンセリング, 白黒リミッター解除
普段は白黒カウンセリングに勤める心理カウンセラーになりすましているグレイサンダー直属の怪人。
中川徹に「家族のために嫌な仕事を続ける必要はない」という白黒催眠をかけた。
武器である振り子白黒カウンセリングで相手の動きを止める攻撃が得意であるが、ピラメキッドには効かず新技《鉄槌》で倒されたと思われたが生き延びており、再戦を企み現れるが、そこへ現れたグレイサンダーにぶん殴られて以降は行方不明になってしまう
(中川の白黒催眠が解けたため、この攻撃で死んだと思われる)。
▼白黒怪人ラブラブーン / 黒柳(JOY) {#12}
・武器=マイク型の杖 / 必殺技=ラブラブビーム, 白黒リミッター解除
《ハリキリ恋愛塾》という恋愛教室の教師に成りすましたミスホワイトの配下のナイトクラス怪人。
この回から、ネーミングパターンが今までの白黒怪人と逸脱するようになった。
「実らぬ恋に意味など無い ! 相手の気など考えず、無理矢理にでも奪い取れ!」という白黒催眠で、猫田社長と宇田刑事を含めた生徒たちに白黒催眠をかけた。
必殺技はラブラブビームという最初に見た相手を病的に愛してしまい、精神異常に陥れる効果を持った光線で、テストではミスターブラックにミスホワイトを惚れさせ(直後にぶん殴られた)、戦闘では猫田社長と宇田刑事を洗脳し2人を盾にするという卑怯な手を行ったが、新技で《閃光》で懐に入り込まれてしまい、竜虎ざっくり斬りであっけなく倒される。
▼白黒怪人ギャグダー / 西黒(原西孝幸〈FUJIWARA〉) {#13}
・必殺技:ギャグゾーン、白黒リミッター解除
芸人養成施設《ハッキリコメディー》の講師に擬態したミスターブラック配下のナイトクラス白黒怪人。
本来ランクが上であるビショップクラスの白黒怪人第1号を出撃させる予定だったが、地球へ来るまでかなりの時間を要するため、彼を代理にした。
人間態は嫌味な大御所芸人っぽい赤いラメのジャケットを着た男の姿で怪人態は出っ歯でメガネをかけた顔つき。
若手芸人の川中島に「おもろうない奴に生きる資格はない ! 面白くない奴は死ね!!」と白黒催眠をかけた。
得意技はギャグゾーンという空間を発生させる技で、空間内にいる人物は全員関西弁を喋るギャグ体質になってしまう。
この技を使い宇多・猫田社長・川中島・桃子の4人を強制的にバナナの皮に滑らせ、ピラメキッドもそれに巻き込ませようと考えるが、新防御技《KY》でバナナをあっさりと避けてしまった所を竜虎ざっくり斬りで倒され「もうあんたとやってられへんわ!!」と捨て台詞をはき倒される。
ラブラブーン同様特殊な職業のため名前も特殊で、人間・怪人問わず常時ベタなお笑いネタをかます。
▼白黒怪人セクシンヌ / 黒森(上原美優) {#14}
・必殺技=セクシー・レイザー, 白黒リミッター解除
白黒大学内にある《ハリキリセクシーサークル》というサークルの部長に成りすましたミスホワイトの配下で初の女性怪人。
「色気のない女が女を名乗るな!」という白黒催眠で、サークルの所属者に白黒催眠をかけた。
必殺技はセクシー・レイザーという光線で、浴びた者はセクシンヌがセクシーに見えてしまい攻撃が出来なくなる。
なお、当初はこの怪人が出てくる回はDVDの第2巻に収録される予定だったが、人間態を演じている上原さんの急逝により、この回はDVDでは欠番扱いとなっている。
※また、これに伴い本来は『だるだるイングリッシュ』のセレクションと同時発売予定だったピラメキッドDVD第2巻の発売日が’11年5/25から4日ずれ込んだ同年5/29となっている。
▼白黒怪人カルミュージ / DJ黒沢(黒沢かずこ〈森三中〉) {#15}
・必殺技=ノリノリビーム, 白黒リミッター解除
ミスターブラック配下の女性怪人で、久方ぶりのアナグラム名称。
演者の苗字に“黒”という字が元から入っているため、役名=本名となっている珍しいケースであるが、#1登場のジャーマネの人間態での苗字とかぶってしまっている。
ミュージカルのアナグラムであるが表向きはクラブ〈ハッピーオセロ〉のDJ。
クラブの客に「楽しいことを思う存分やれ!!」という白黒催眠をかけた。
必殺技はノリノリビームという光線で、これを浴びるとノリノリになって踊りを強要されてしまう。
▼白黒怪人パクリーン / 黒滝(エハラマサヒロ) {#16}
・必殺技=パクリーン光線, パクリーン変身
ハリキリプロダクションの社長だが、正体はミスホワイト配下の白黒怪人で、プロダクションの所属芸人たちに「面白ければパクっても構わないんだ!」と白黒催眠をかけていた。
パクリーン光線という怪光線が必殺技で、これを喰らうと相手にいわれた人物のモノマネをしてしまう。
擬態名の苗字は黒滝だが、変身後の姿は名前に反し”パ”と胸についた全身白タイツ姿である。
▼偽ピラメキッド(声:エハラマサヒロ) {#16}
パクリーンが最後の切り札である《パクリーン変身》を使い変身した偽者のピラメキッド。
本物との違いは口元が出ていない点と、胸部のパーツがPではなく“パ”になっている点。
本物と互角の戦闘能力を誇るが、白黒怪人の性質上”ざっくりイメージ解放”が使えないため形勢が逆転、パクリーン光線も鏡で反射されてしまい敗れ去る。
▼白黒怪人ネクラー / 黒影一郎(山崎樹範) {#17}
・必殺技=ネクラーレイザー
テレビに引っ張りだこの作家だが、正体はミスターブラック配下の白黒怪人。
自身の本を読んだ人たちに「いやなことは言わなくていい。」と白黒催眠をかけた。
手に付けたペン先を鳴らして放つネクラーレイザーという怪光線が必殺技で、この光線を受けると根暗な性格になってしまう。
しかし、自身が反射され浴びた際はものすごいネアカになっていた。
白黒怪人としては珍しく人間態時のフルネームがわかっている。
▼白黒怪人ズケズケー / 九楼(松本明子) {#18}
・必殺技=本音光線
桃子がはまっている度々劇中に登場していた雑誌の『焼肉占い』『ダンス占い』等の監修を行う占い師だが、正体はミスホワイト配下の女性怪人。
偶然通りかかった中平の相談を受けた後、「表面上のおべっかは要らない。思ったことを言ってしまえ。」と洗脳した。
本音光線という怪光線が必殺技で、この光線を受けると本音しか言えなくなる。また、占い師らしく先読みも得意とする。
これまでの怪人の人間態の名前と違い、名前の読みに黒という言葉が入っている。
▼白黒怪人ダラダラー / 黒池(ガリガリガリクソン) {#19}
・必殺技=ダルダルブレス
ダルさんが通うポップコーン屋の店員だが、正体はミスホワイト配下のナイトクラス怪人。
テルと猫田社長に指摘され、ダイエットを決意し公園へとやって来たもののそこでポップコーンを食べるダルさんを見て誘惑に負けそうになっていた桃子に「だらだらすればいいじゃん」と白黒催眠をかけ、桃子をダルさんのような姿にしてしまった。
ダルダルブレスという怪しげな息が武器で、この息を浴びるとやる気がなくなりダラダラした性格になってしまう(人間の場合は桃子同様ダルさんと同じ姿になってしまう)。
しかし、元からダラダラした性格のダルさんには効かなかった。
※ビショップとは、“司教”を意味する。地球へ送り込むのにかなりの時間を要する。
▼白黒怪人デストローイ/黒瀬(声:松本保典) {#19・20}
・必殺技=白黒ハッキリ千手, 白黒ハッキリ斬り, 白黒リミッター解除
ダラダラーを倒したピラメキッドの前に現れた武闘家風の格好の初ビショップクラス怪人。
強さに狂信的な面を持っており、ピラメキッドの実力を見るためと上官であるミスターブラックの命令を無視してピラメキッドに勝負を挑む。
ビショップクラスだけありこれまでのナイトクラス以上の戦闘能力を持ち、竜虎ざっくり拳に酷似した白黒ハッキリ拳という拳法を駆使してざっくりイメージを解除したピラメキッドですら軽くあしらってさらに第1部第1部最終回では黒瀬という男に変装して猫田社長と桃子を誘拐し宇多を痛めつけ、さらにピラメキッドの暴走を促すため、3体の再生怪人を猫田社長と桃子にけしかけるなど卑怯な面も見せた。
最期はざっくりイメージの完全制御に成功したピラメキッドの大技《雷獣》を喰らい倒される。
なお、初戦の際「俺はお前のオヤジに戦い方を教わった」という言動から過去にテルの父親と何らかの関係がある存在と思われるが、その一方で幹部たちには「グレイサンダーに戦い方を教わった」と辻褄が合わない発言をしている。
しかし、後にこの発言の真意がテルの父=グレイサンダーであるということと明らかになった。
▼再生白黒怪人軍団 {#20}
ピラメキッドのざっくりイメージを暴走させるために復活させた怪人で、メンバーはサマーライブと同じサツケー、チャーティー、イナトレーの3体。
最期はざっくりイメージをいったん解除したピラメキッドにあっけなく倒される。
・情報提供 : ブベンボーさん