■ここでは『だいじょうぶだぁ』のメインキャラを紹介します。
▼変なおじさん(志村けん〈ザ・ドリフターズ〉)
・本名=コージ
志村けんさんのキャラの中でもっとも超有名なキャラ。初登場の1987年11月から20数年以上も現役。
若い女の子が好きでたまらなくて、 変装してどこへでも現れるスケベなおやじキャラ。
怪しげな行動を男性(レギュラー放送では田代まさしさん、21世紀のSPでは肥後克広さんがその役割)に「何だ、君は!」と指摘されると、本性を現して変なおじさんであることを名乗る
(中盤から、名乗らないパターンや名乗る前に転落したりしてしまうパターン破りも)。
普段は気付いた女性(初回はゲストの松本伊代さん。レギュラー放送ではいしのようこさんが多く、ようこさんの番組卒業後は渡辺美奈代さんがメイン。21世
紀のSPでは優香さんがその役割)が悲鳴をあげるというパターンだったが、#45で変なおばさんと一緒にディスコで踊った時は、珍しく悲鳴が無かった代わ
りにダンサー達を不機嫌にさせ、ダンサーから英語で問われたことも。
沖縄民謡『ハイサイおじさん』の替え歌である、変なおじさん踊りをしてから、「だっふんだぁ」と奇妙な言葉を発しながら変な顔をし、ズッコケさせる。そのズッコケのときの効果音が爆笑もの。
のちに、変なおじさんの顔のイラスト入りの腹巻き衣装を着るようになった。
踊りをしない展開や、決め台詞を奪われるオチなどのパターン破りも多かった。
ワンパターンな行動をしても、いつも指摘する男性に3年以上も名前を覚えてもらえなかった。
'92年春放送の#196でサンデーというニックネームがあることが判明し、#197では実の名前がコージであることも判明した。
▽放送終了後、同局の『変なおじさんTV』('00)にも登場。『バカ殿様』など、他の番組にもよく登場する。
また、『バカ殿様』では何とバカ殿様と夢の共演を果たした。
初回は偽教師になって登場(これ以降は〈変装リスト〉へ)。
<主な変なおじさんゲスト出演番組>
▼変なお猿(志村けん) {#4、7、11}
初登場は#4での当時オンエアされた『CDウォークマン』のCMパロディ。猿の着ぐるみ。
ウォークマンで『おサルのかごや』をノリノリで聴いていた。
#11の健康診断コントで、変なおじさんの代わりに登場。
▼変なおばさん(研ナオコ) {#45、91、217他}
'88年11月初登場。時々登場する変なおじさんの仲間。
変なおじさんが若い女の子が好きなのとは対照的に、ダンディな男性が好きらしい。
変な匂いがあるのが特徴。
▼変なおじさん軍団(桑野信義, 赤瀬広重他) {#74}
和風アレンジの『スリラー』をBGMに変なおじさん踊りを踊る。
▼変なこども(不明) {#104}
変なおじさんの息子。おやすみの挨拶として変おじダンスをするのが習慣。
だっふんだぁのポーズの後、TV画面の変なおじさんもズッコケていた。
▼変なおばさん(倍賞千恵子) {#198}
ゲストコントにて登場。志村さんと倍賞さんが次から次へと色んな服に着替え、最終的にこの2人は変なおじさんと変なおばさんになった。
▼変なおじさん一族 {#226}
父の危篤を知ったOLが故郷へ駆けつけるコントに登場。
OLの父親の本当の正体が変なおじさんであったが、OLが亡くなった変おじの布を取った後、ビックリして変おじが復活し、一族が「だっふんだぁ〜」でシメた。
●白雪姫(志村けん)&王子様(田代まさし) {93.9/27}
最終回SPでの『婆様と爺様のセレナーデ』でのじいさんばあさんの扮装。
いつも通り、幼稚園児たちにちょっかいをかけられたり、追いかけられたりした。
なお最終回傑作選SPでは、歴代レギュラー陣が子供の格好でじいさんばあさんのもとに集まっていた。
レギュラー版では合計3317本のコントが制作された。
◆土瓶虫 {#40}
ばあさんが作った土瓶と昆虫をミックスしたもの。裏の畑でポチが発見したものらしい。
他にもこの回でばあさんは“ポテトチップスの木”を作っていた。
●ヤクルトマン(志村けん) {#198〜}
ヤクルトが大好物のヒーロー。
身に付けているマントには背番号4と‘TOMAPION’という英字が書かれている。
変身するときには電柱をすり抜け、ドレスに白鳥が付いたバレリーナ→桃太郎侍→老人→下半身馬着ぐるみの鞍馬天狗→女王様、と順番に変身しないといけない。
そのため、変身にかなりの時間を要する。
変身に成功した後、「ゴックン!ヤクルトマンだ」と言いながら登場する。
ビフィズス菌ポーズを披露する。
●みやぴょん(松本典子) {#198〜}
いつもヤクルトマンに助けられるヒロイン。
●応援団長(桑野信義) {#224他}
ヤクルトスワローズのハッピを着た応援団長。
ヤクルトマンとみやぴょんを応援するために、トランペットで『東京音頭』を演奏する。
●博士(志村けん)と助手(田代まさし) {#35〜}
様々な発明をしているコンビ。特にロボットやサイボーグを作る。
1回目の実験(#35)は転送実験で、助手が失敗して粉まみれになった。
●ノリコちゃん(松本典子) {#47〜}
博士と助手コントの2回目から登場。村一番の美女で博士の姪。
マシーンの実験台になるが、毎回老人になったり、水を浴びたり…と散々な目に遭う。
●ものまねサイボーグ(コロッケ)
博士と助手の発明したサイボーグで、顔にフランケンシュタインのようなツギハギがある。
レバーを引くと芸能人のものまねをするが、千昌夫さんのものまねのときは額に大きなホクロが付く。
◆もしもしカメよ {#102}
合体マシーンで亀と電話機を合成した移動電話。甲羅にプッシュボタンが付いている。
ブタパンダの実験の最中に歩いていた。
◆ブタパンダ {#102}
パンダのぬいぐるみとブタを合成した生物。
◆透明人間の実験台(桑野信義) {#136}
ある物体が一瞬にして透明になる装置の実験台となった男性。
しかし、実験は失敗して全身墨まみれになってしまった。
●ルーレットマン(えちご純平, 赤瀬広重, 夢麻呂) {#3〜}
“人間ルーレット”のコーナーに登場。毎回、人間ルーレットで回される悲惨なヒーロー。
初回のみ桑野信義さんが、間違い探しのときの衣装で人柱になっていた。
●イエイエおじさん(志村けん) {#189〜}
その名のとおり「イエイエ」しか言わないおじさん。クイズで全問正解するなど、かなりの強運の持ち主。
初登場時は、チンピラをプールに落として退治した。
イエイエの語源の由来は60年代後半のレナウンのCMと思われる。
●いいよなおじさん(志村けん) {#194〜}
変なおじさんの親戚と思われる怪人物。女の子に「○○っていいよなァ〜」という男。
女の子を巻き添えにして災難を起こしてしまうパターンと、食べ物を奪われた女性が去っていった後、しっぺ返しを喰らうパターンがある。
中華料理店のコントでは辛い食べ物を食べて口から火を噴き、女の子を丸坊主にしてしまった。
●Daffunders[ダッフンダーズ] {#20〜}
コントの合間で、志村さんのギャグをラップ調に歌うネコ科動物のマペットバンド。
初期メンバーは4匹、のちにコーラスの3匹が追加(#30)されたいた。
●原始人(志村けん, 田代まさし他) {#3〜}
人類の進化コントに登場。コント初回では『スターウォーズ』風のBGMで壮大な演出があった。
メチャクチャな行動で“人類初の○○”が次々と誕生していく。
●女王様(志村けん)
黒いボンデージ衣装を着ている女王様。よく鞭と赤いローソクを持つ。
「女王様とお呼びっ」はおそらく『ファンロード』によく載っていたネタが元ネタと思われる。
●小谷(志村けん)&田中(田代まさし) {#43〜}
ソウルオリンピックの小谷実可子選手と田中京選手をモデルにしたキャラ。
シンクロナイズドスイミングのポーズで行動し、水着を着ている。
見事にシンクロが合っている。
●DJ(志村けん, 田代まさし) {#1〜}
初期のキャラ。レゲエ風のディスクジョッキー。
懐かしの歌をスクラッチして、ハチャメチャな曲にしてしまう。
●ダンサー(パンプキン) {#17〜}
DJコントに登場。毎回様々なコスプレで懐かしのアイドルソングを踊る。
▼ホトケのケン(志村けん) {#5〜}
江戸時代コントによく登場する悪人。回によっては悪代官だったり借金取りだったりする。
初登場時に「デン助ではない」と言っていた。独特の訛りのある口調に、つながり眉毛が特徴。
子分を引き連れて柄本明さん扮する町民をいじめるが、町民の奇抜な行動に驚く。
■ウンジャラゲ {#32〜}
元々はクレージーキャッツ(メインボーカルは故・植木等さん)の歌であったが、だいじょうぶだぁファミリーがリメイクし、視聴者参加型(応募者がウンジャラゲダンスを踊る)のコーナーになるまでの大人気を遂げた。
1番は曜日、2番は家族、3番は番組オリジナルで当時の女性アイドルがテーマになっている。
初回はオフィス編で、回を追うごとに様々なコスプレが追加されていく(→ウンジャラゲ一覧へ)。
石野陽子(現 : いしのようこ)さんが、“露骨に踊るのをイヤそう”にしているのが、笑いの通のツボ。
ウンジャラゲ最終回は力士の肉じゅばんで前振りの後、別コントの『好きになった人』を踊った。
●パイのパイ体操のお兄さん(志村けん)&お姉さん(いしのようこ) {#73〜}
『ママとあそぼうピンポンパン』の衣装で登場。お兄さんのベルトには“ピ”の字。
レギュラー陣が扮装した子供たちと一緒に『パイのパイ体操』を踊る。
のちにツッパリ、時代劇風からバカ殿様まで、凝ったコスプレに変更される(レギュラー陣も同様)。
◆糞かけ地蔵(桑野信義) {#194}
とある田舎で重宝されてるお地蔵様。村民の婆さんが“水かけ地蔵”として水を掛けてお祈りしていて、
女の子に“墨かけ地蔵”ということを知らされ、墨を頭からかけられた。
肥桶をかついだ農民から実は“糞かけ地蔵”と知らされ、肥やしをかけられる寸前に激怒した。
●座高市(志村けん)
時代劇『座頭市』のパロディ。着物の下には、座高が短くなる肉じゅばんを着ている。
ハンディキャップがあっても、かなりの強さを誇る。
●ラッシャー桑野(桑野信義) {#194〜}
プロレスラーの故・ラッシャー木村さんパロディ。
喧嘩のシーンになると突如現れるプロレスラー。モデルの本人とよく似ている。
仲裁役として宥めるような言葉を残し最後には「兄貴が待ってるから」と言い残し去ろうとするがしょっちゅう障害物に衝突してしまう。
ちなみに“兄貴”とはジャイアント馬場さんのことらしい。
#224の熱海ロケでは、5時起き夫婦の夫婦ゲンカの仲裁をしたことも。
正式名称は、#225のだいじょうぶだぁゴルフコンペの成績テロップで判明した。
●雷様(桑野信義) {#84、87他}
『ドリフ大爆笑』の高木ブーさんの雷様のパロディ。BGMも本家と一緒。
#84のときは拝んでいて、その後、相棒2人に曲を聴かせようとしたが相手にされず雲が斜めになって落ちて、さらに上から墨汁が降りかかると言う“本家・雷様”より悲惨なオチでしめられた。
志村けんさん他多数の農民たちが奉行所に対して一気を興し、代官の代わりに出てきたのが桑マンの雷様。
「俺はお奉行様じゃないよ、ご存知雷様だよ」とふてぶてしく言い、家来と農民が去っていった後に手品を披露しようとしたものの縁側(?)が斜めになって崩れ落ちてしまった。
雷様の格好をしていなくても、雷様のものまねをすることもしばしば(トランペットのコント等)。
のちにアイキャッチ(元ネタは『やっぱり猫が好き』の恩田三姉妹が登場するフジテレビのCM)にも登場。
●いかりや(田代まさし)&仲本(志村けん)
アイキャッチの雷様バージョンに登場。これも本家『ドリフ大爆笑』のパロディ。
●レゲエの男(田代まさし)&ピチ娘(松本典子, 岡本夏生) {#1、198〜}
『スイム・スイム・スイム』のメロディが流れると、どこからともなくやって来る2人組。
この曲に乗ってモダンなダンスを踊る。
初代はデートのコントでレゲエカップルや松本伊代さん、能面カップルの後に登場。
2代目の初出はいいよなおじさんのコントの電車編。
・情報提供 : あいこ好きの勇者プクリンさん, イングラムさん, JIROさん, うちたくさん, ななまるさん, スーパーももちゃんさん, ジャンショーグンさん, 一八さん, JBDXさん, 大崎千尋さん