■ここでは、NTV『24時間テレビ』に対抗して誕生した、フジテレビ系列の超大型特番のバラエティヒーローを紹介します。
▼悪魔の助六(ビートたけし) {'91〜95}
歌舞伎風の白塗りの助六の姿をした暴走キャラ。
スタジオに小さなゴルフ練習場を作ったゴルフ企画『BIG3闘いゴルフ対談』にて、タモリさんと一緒に明石家さんまさんの自慢のクラブを壊そうとした。その後のフリートークで「誰が一番車の運転が上手いか」という話になり、さんまさんの愛車のレンジローバーを使って車庫入れをしようという内容のはずが、先ほどのさんまさんの自慢のクラブで車体に傷をつけ、車庫入れではブロック塀でつくられた車庫に激突しレンジローバーをボロボロにした。
おまけにその翌年の『FNSの日スーパースペシャル 1億2000万人の平成教育テレビ』にて、裏番組である『スーパージョッキー』に生出演するためにNTVに行き、そこにあるテレビでタモリさんと故・逸見政孝さんから塀のブロックを手渡されたさんまさんが復讐のためにセンチュリー(たけしさんの愛車)を破壊しようと企んでいるのをあっさりと見破り、自転車センチュリー(と、タモリさんは言っているが、実際その自転車は“丸石”と書いてあり、これが1400万もするかとさんまさんは激怒していた)に乗って、そのままさんまさんのレンジローバーに追突、自転車センチュリーをレンジローバーにぶつけた後、尺八で叩いて破壊しようとしていた。
挙句の果てには、さんまさんのマネージャーから託された鍵をADからこっそりもらい、レンジローバーに乗り込んではまたもやブロックにぶち当たり、さらに後輪をパンクさせ、さんまさんを追い掛け回した。
さんまさんの愛車が破壊される展開は'95年度まで続いた。
降りしきる雨の中でゲージツ家のクマさんこと篠原勝之先生によって、レンジローバーのボンネットやバンパーを彫刻の材料として切り取られた。
ちなみにこの年のタモリさんの愛車はトラクター、たけしさんの愛車はボンネットにビニールをしいたボロボロの車だった。
尚、故・逸見さんにとっては生前最後のFNSの日・24時間テレビ出演となってしまった。
『ビッグ3ホールインワンチャレンジ』にてさんまさんのレンジローバーがゴルフボールの餌食になった。しかも車の鍵が折れたのもこの年。ちなみにBIG3企画進行は川端健嗣アナ。
『ダイビングクイズ』にてさんまさんはレンジローバーに代えてプリムス・バラクーダを持ってきたが、例によって難しい問題が出題され、バラクーダは荷台から滑り落ちブロック塀に衝突してしまった。
ちなみにBIG3企画進行は前年に引き続き川端アナ。
▽また、'96年度は福井謙二アナがBIG3企画進行を担当し、この回は『FNSの日十周年記念 1億2500万人の超夢リンピック』のタイトルで、過去の“BIG3企画”の総集編だった。
そして2008年の『FNS27時間テレビ!!〜みんな笑顔のひょうきん夢列島!!〜』にて、悪魔の助六に代わって鬼瓦権造がさんまさんを12年ぶりに恐怖に陥れ、大騒動に…。
・情報提供: JBDXさん