■視聴者参加バラエティの金字塔です。ゲーム以外にも、ゲームの合間の殿と家老のやりとりや、CM前の戦場リポーターのミニコーナーなど見所満載でした。
ファミリートレーナー(ファミコン周辺機器)用のゲーム2作も発売されました。
他にも名場面集やコントをオンエアしていた番外編の『号外版』もオンエアされました。
(※放送回数はTBSチャンネルの再放送より。)
●谷隊長(谷隼人)
攻撃軍を率いる隊長。初期は攻撃軍に命令するだけで、何の役にも立っていなかったが、86年秋のスペシャルで、一時的にたけし城を占領するという大手柄を得たり、いざという時に全国各地や海外から精鋭を率いるなど見せ場を持つ。号令を掛ける事が趣味。
実は谷城の城主で、恐妻家。妻にたけし城を陥落するまで帰って来るなと言われる始末。
母親にだけは頭が上がらない。軍資金は『キイハンター』(TBS系)のギャラ分ときっこ夫人の母からの借金。
“緑山のフェミニスト”の異名を持ち、どんな女性でも好む。
#88の番組リニューアルから専用戦車が登場し、これに乗ってカート戦に参戦することになった。
#124(女子大生大会)では、宿敵・たけし号を最短記録で撃破した(賞金は女子大生6人に山分け)。
●攻撃軍
・武器=マグナムペンキ銃
難攻不落と言われるたけし城を落とすため、一般視聴者軍団が谷隊長の指揮の下に大集結した。
たけし城に着くまでに一度も全滅したためしがなく、3〜8(終盤では10)人程度がきちんと残っていて、たった1名しか残らなかった回でも運良く難関をクリアしているため、全滅後はどうなるかは最後まで謎のままだった。
国境を越えた後、ゲームを一人1〜2種目をやればOKだったり、難関で失格者が一定数に達すると次に進めたり、何組かのグループに分かれてゲームを行っているのがその理由である。
攻撃軍のヘルメットは赤(たけし軍団の初期型は青)で、銃撃戦で的を打ち抜かれたらゲームオーバー。
中にはコスプレした参加者(攻撃軍系バラエティヒーロー参照)もいて、ヘルメットに改造を加えている。
●金子社長(金子実) {#1、2、127他}
攻撃軍勇士の中では最多の25回出場を誇る金子造園の社長。
初回では難関トライアスロンで失格し、2回目の出場ではたけし城攻防戦まで進み、初の敢闘賞をもらった。
レギュラー放送最終回では泥沼の中に転落してしまい失格に…。
●キョンシー
『たけし城』の殿堂入り攻撃軍キャラで、たけし城城主が強敵と認めた。白塗りメイクをしている。
ジブラルタル海峡をキョンシーのように跳ねて軽々とクリアしたが、人喰い穴で失格になってしまった。
その後敢闘賞軍団の一員として再登場し、難関を軽々とクリアしたが、又も人喰い穴で自滅した。
2度も敢闘賞10万円をゲットし、最終回SPでは最優秀MVPに選ばれた。
●戦場リポーター
戦場の実況と敗者へのインタビューをする。
●風雲!たけし城レポーター(稲川淳二) {#21〜}
最も出番が多かった3代目戦場レポーター。CM前のコントで散々な目に遭わされる。
がめつい性格。奥さんがいる。
■タンタン {#29〜}
小道具。戦場リポーターの持つパンダの顔が付いたマイク。
●カート車 {#5〜}
最終攻防戦のときに使用される戦車。最大3人乗り。水鉄砲で的を撃たれるとアウト。
シリーズ後半はレーザーガンで的を撃ち合うようになった。
当初は最大6台(一時期8台も)だったが、のちに生き残り人数分配備されるようになった。
初代はタコとクモがミックスしたような不気味なデザイン。攻撃軍側は黄色、軍団側は桃色。
2代目は攻撃軍側がクジラ戦車、軍団側がサメ戦車になっている。
3代目は親子大会用のハチ戦車(攻撃軍側)とかぶと虫戦車(軍団側)。
4代目は未来的なデザインの新型カート車になっている。軍団側は殿専用含めて最大6台出撃している。
攻撃軍側のカート車は#75以降から色分け(赤, 青, 黄, 緑, 桃, 水色, 紫)されるようになった。
●最新戦車 {#88〜}
番組がリニューアルしてからの登場。新型のカート車で、ボディに多数の赤ランプが付いている。
水鉄砲から光線銃に変更され、的に命中するとランプが光る。初戦闘では殿の戦車を撃破した。
●谷隊長専用戦車 {#88〜}
番組リニューアルで谷隊長が最後の攻防戦にも参戦することになり、操縦する戦車。
カラーリングが赤いのは、恐らく『ガンダム』のシャア専用モビルスーツのパロディと思われる。
しかし、性能は通常のカート車と同じ。
●ホエールズ {#25〜}
“がんばれホエールズ”で使用されるクジラ型自転車。黄緑, 水色, 紫, ピンクがある。
障害物や悪魔たちの迫撃砲による砲撃をかわしながら進んでいく。
●ボウリングのピン {#18〜}
“スターボウリング”でピンの着ぐるみ姿になった攻撃軍。
1〜10までのピンのいずれかに入るのを谷隊長がトランプで決める。1番がハズレ。
●ダルマ {#24〜}
“だるまさんが転んだ”でダルマの着ぐるみ姿になった攻撃軍。
坂を登って、ガキ大将の「だ・る・ま・さ・ん・が、転・ん・だ」のかけ声に合わせてゴールを目指すが、規定の人数からもれてしまうと、転がされてしまう。
“親子ジグザグ”では子どもが操縦するラジコンマシンに乗って、親が白・青・黄・緑・赤のいずれかの着ぐるみを着る。
●コンドル {#30〜}
“コンドルは飛んでいく”でコンドルの着ぐるみ姿になった攻撃軍。
ウサギ人形をゴールの巣まで運ぶとクリア。失敗するとガスを浴びる罰ゲームを喰らう。
●親ガメ子ガメ {#42〜}
親子大会に登場する“親ガメ子ガメ”の着ぐるみ。
親の甲羅に子がつかんで、橋を渡る。
●競走馬 {#48〜118}
“チャレンジ競馬”で使用される馬の着ぐるみマシーン。最大6体が出走し、上位2名が次の関門へ進める。
初期は実況担当が勝手に馬名を付けていたが、実況がナレーターに変わると本名で呼ばれるようになった。
#49から軍団もこれをかぶって一時期参加するようになった。
当然、軍団が2着以内に入れば失格者が増える。
●小鳥 {#48}
“人喰い穴”の難関で、穴が鳥の巣型になったときに攻撃軍が小鳥のかぶりもの姿で挑戦した。
色は異なっている。たった1回だけだった。
●手のひら {#29〜}
“カルタでお手柄”などのカルタ系ゲームで攻撃軍が着せられる手のひらの着ぐるみ。
ゲームにクリアした先着5名が次の難関へ進める。
初回では戦場レポーターが手のひら着ぐるみを着てゲーム解説をしていた。
●手袋 {#85〜}
カルタでお勉強の1回目から登場。カラフルな手袋の着ぐるみ。
色は、1と7=赤, 2と8=青, 3=黄色, 4と9=緑, 5と10=桃, 6=灰色。
●どんぐり {#47〜}
“どんぐりコロコロ”の難関で、攻撃軍が着て歩くどんぐりの着ぐるみ。視界が悪く、動きづらい。
●ナレーション(宮内鎮雄〈TBSアナ〉)
攻撃軍寄りのナレーターなので、攻撃軍をひたすら応援している。
本編で軍団に罵詈雑言を言ってストレス解消しているらしい。
軍団や人喰い穴コンビのギャグには冷たい反応をしているが、まれに大ウケすることも。
大森小隊長に名指しされることもしばしば。実はTBSのアナウンサー(05年1月に定年を迎えた)。
【風雲たけし城アトラクションリスト】http://homepage3.nifty.com/fumihigu/takeshi/takeshi.html
【風雲!たけし城歴史資料館】http://www.geocities.jp/takeshijoh/
。情報提供: 丹野元氣さん