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ドリフ大爆笑

1977.2〜2003.12
フジテレビ系{企画製作:イザワオフィス}

■ここでは『ドリフ大爆笑』のメインキャラを紹介します。


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長介・工事・ブー おなじみ雷様

雷様(いかりや長介, 高木ブー, 仲本工事) {#90〜}
ドリフ大爆笑の代表的キャラクター。ブーさんの緑の雷様は『ドリフ大爆笑』以外の番組にも登場するほどの超人気。
中期からよくゲストを雲の上セットに呼んで、歌を披露させている。
オチはブーさん或いは長さん&工事さんが雲の上からズルッと落ちてズッコケるパターン(前期)と、「ダメだこりゃ」のセリフと共に舞台の上からボールなどいろいろな物が降って来るパターンで、『全員集合』のオチのテーマ或いはEDテーマ『フィナーレ〜さよならするのはつらいけど〜』につながるパターン(後期)がある。
コーナー末期にはテーマソング3曲(95年頃から)が作られた。バリエーションに少女の雷様犬の雷様がいる。

元祖雷様(ザ・ドリフターズ)
’82年頃、雷の宅配コントに登場した。店長役の長さんが電話で雷雨の依頼を受けて、
他のメンバーがラーメン屋さん風におかもちで雷雨を運ぶが失敗ばかり。
パンクファッションの雷様(高木ブー) {#102}
’86年に登場。いつもの緑の全身タイツ姿だが、頭部はパンクスになっている。
入手困難なこニャン子クラブ会員証を手にしていて、会費1000円払っている。
『セーラー服を脱がさないで』を歌った。
もしもシリーズではこの格好で医師として登場した。
肌色の雷様(伊東四朗)
’84年頃、“一風 風変わりな、雷様”に登場したゲスト雷様。
ブーさんがアキレス腱切断で入院していた時期に急遽公開されたコント。
このとき、長さんは緑色のタイツだった。
少年の雷様(不明)
’96年頃から登場。雷様の歌に合わせて雲形マシンにのってやって来る。
音楽が切れるとズッコケる。
少女の雷様(不明)
’96年頃から登場。少年の雷様と行動パターンは同じ。全身タイツに虎柄ビキニ。
猿の雷様(不明)
’96年に登場。唐突にやってきた3匹の猿。
雷様ダンサーズ(不明)
’97年に登場。赤・黒・緑の雷様のカツラをかぶった女性12名。半透明。
ブーさんと一緒に踊った。

ニュー・デュークエイセス(高木ブー, デュークエイセス)
’92年にゲストで登場したデュークエイセスの4人が、緑の雷様コスプレになった姿。
ブーさんがメンバーの1人を無理矢理脱退させ、リーダーの座を乗っ取ったが失敗。
いつも通りブーさんは雲の上からズルッと落ちるおしおきを喰らった。

ジャンボマックス(不明)
『8時だヨ!全員集合』からのスピンオフ。『大爆笑』末期(96〜98年頃)の雷様コントの終わり頃に突然歩き出して登場し、おなじみのEDテーマにつながっていた。
顔は『全員集合』のものと異なり白塗りで、服には“J・R”の文字があるので、息子と思われる。
身長3mほどの大型ぬいぐるみで、中に人間が入って動かしている。


神様コント

神様(志村けん)
いつも変な呪文を唱えてばかりいる自称・神様の祈祷師。金色の着物に眼鏡といったいでたち。
神様B(加藤茶)
神様の中で偉い部類にはいるが、ドジばかり。前述の自称・神様が神頼みをして呼び寄せる。
ギリシャ神話風でピンクのアフロヘア。年を取るのをおそれている。


バカ殿コント

バカ殿(志村けん) {#8〜}
元祖バカ殿様。初登場は1977年秋で、昼寝コントの出オチに登場。
80年代からメインのコントを行うようになった。
白粉ぬりたくりの顔, うれしい踊り, プシュー音などの基本パターンもこの頃から完成していた。
70年代末期には、白塗りではないバージョンも登場した。
三太夫(いかりや長介)
『ドリ爆』版の家老。殿から“じい”と呼ばれている。
三太夫2代目(加藤茶)
『ドリ爆』版の家老の2代目。彼も殿から“じい”と呼ばれている。

腰元(松田聖子他)
バカ殿の好みの年頃の美人腰元が多数いる。
そのカワイコちゃんの腰元の行動で、殿はうれしい踊りを踊る。
年増の腰元(由紀さおり)
年増の腰元でよく年齢を詐称している。よく殿の怒りを買っているが、気にしていない。
オナラはかなり臭い。


3人ジィさん

3人ジィさん(いかりや長介, 仲本工事, 高木ブー)
雷様のジィさんバージョンで、90年代後期に現れた。
長介ジィさんと工事ジィさんが白髪なのに対して、ブージィさんは“前頭部がハゲている”のが特徴。
やたらとテンションの高いブージィさんに対して、長介ジィさんと工事ジィさんは、ブージィさんの後をついて行き、ブージィさんのやる事の“被害者”のような憂き目にあう事が多い。
雷様のような定番オチはなく、3人が力尽きたり、長介ジィさんと工事ジィさんが力尽きたにも関わらず、ブージィさんだけはやたらとテンションが高かったりするのが、これと言ったオチに当たる。
3人ジィさんの自転車
96年頃に1回限り登場。『ヤッターマン』のおしおき三輪車のような3人乗り自転車。赤いカラーリング。
これでサイクリング大会に乱入した。
グラディエーター(フジヤマ, ホクト, アキラ)
’96年に同局で放映されていた『BANG!BANG!BANG!』のキャラ。
武器もウレタンの盾にウレタン棒と本家と同じ。
3人ジィさんがフジテレビの新社屋に乱入するエピソードで対決した。
ガントレットゲームのスタジオで待ち伏せていたが、ジィさんにはかなわなかった。
鬼太郎(不明)子泣きじじい(不明)砂かけばばあ(不明)
幽霊のエピソードでブージィさんが見た妖怪。


その他メインキャラ

歌舞伎(加藤茶)
歌舞伎メイクのキャラクター。天気予報や寿司屋、野球の審判などを歌舞伎芝居のように行動している。

ばか兄弟(いかりや長介, 仲本工事)
雷様に次いで代表的なコントに登場。この兄弟がアジトにしているのは、どうやら古工場の物置の様らしい。
初期は詐欺師あるいは泥棒コンビという設定で登場し、ナンパや金庫破り失敗してしまうというオチだった。
この兄弟は、ライト兄弟に対抗した《レフト兄弟》を始め、アホ兄弟・プッツン兄弟、そして、アジトが洋風の小屋に変わって、兄弟共に“オーバーオール”を着ていた《おめでた兄弟》と名前があれこれ変わったが、最終的には“ばか兄弟”で定着した。
コントの内容は、弟が兄に勉強の質問をして、兄がトンチンカンな回答を出して弟が納得するというモノ。
良い見本が九九で、2×1は2、2×2は4とマトモだが、2×3は「兄さん元気で姉さん死んだ」etc.とメチャクチャ。
オチは天井が落ちるか、兄弟が外に出て行くかのどっちかだが、一度だけ兄弟で殴り合いをして両者気絶という希少なオチもある。

ドリフ五連隊(ザ・ドリフターズ) {#26、100他}
起床ラッパコントに登場する軍隊。旧日本軍がモデル。
起床ラッパから様々な音がながれたり、オナラが出たりする。
初回(#26)はハゲチャビン加トちゃんを起床ラッパで起こすと、『タブー』にのせてギャグを披露した。

コント博士(いかりや長介)
コントを研究している天才科学者。視聴者にコント講座をする。
「ヘッキシ」とクシャミすると金ダライが必ず落ちてくるが、フェイントで水をかぶったりする。
お岩(志村けん) {#23、28他}
時代を超えて登場する幽霊。回によってメイクが異なっている。
新人の幽霊に化粧と称して、顔面に消火器の粉を浴びせる。

長介虫(仲本工事) {#90他}
’85年に初登場。夏の嫌われ者の虫と言うコントで、ハエや蚊・ゴキブリなどに扮装していた出演者も、長介虫を見ると逃げ出した。
そして長さんが“芸能界の嫌われ者”と言っていた。
2回目の登場では体臭が強烈で、オナラを浴びると粉まみれになることが判明したが、オナラの被害者はいなかった。
なお、この長介虫は3回夏に出ていた。

女王様(志村けん) {#167他}
蜂の群れが女王蜂を呼ぼうとしたら、なぜかやって来たSMの女王様。2回登場。
オチを使用するとき他のコメディアンのオチを使いそうになって、加トちゃん蜂に止められてしまう。


公開コント

忍者(ザ・ドリフターズ)
長さんをリーダーとする5人の忍者。白装束姿。修行に励むがドジばかり。
アンパンマン(不明)
番組末期の早着替えをする五人集合コント(DVD版の“今日は何だか忙しいゾ!”のパターン)で、学生服姿の他のメンバーが志村さんを呼ぶと登場。下は学ラン。
その後、母親姿の志村さんが異様に早く出てきたことから、他の人が演じていたのではないかと思われる。
ドラえもん
番組末期の五人集合の軍隊コントで登場。
長さんが戦車を次々に銃で破壊していくと、テーマソングとともに巨大なドラえもんが通り過ぎていき、五人をコケさせた。


情報提供 : あいこ好きの勇者プクリンさん, イングラムさん, JIROさん, うちたくさん, ななまるさん, ももとどちゃんさん, ジャンショーグンさん