■ここでは『ドリフ大爆笑』1980年代後半のゲストキャラを紹介します。
▼フランケン・シュタイン(加藤茶) {#87}
姓はフランケンで、名はシュタイン。タンコロというオートバイを持つ。
夜の街でナンパしようとするが失敗してしまう。お岩をゲットし、喫茶店へ。
その後、オートバイに2人乗りするが、白バイ警官に見つかってスピード違反で逮捕された。
▼お岩(志村けん) {#87}
フランケンがナンパでゲットした臙脂色の着物姿の幽霊。
ブルーベリーヨーグルトが好み。
2人乗りの現行犯で逮捕された。
●月光仮面(志村けん) {#88}
貧乏一家の父親で、ボロボロのコスチュームを着て出動する。
仕事を見つけたが、断られて家へ戻ってきた。
●ブリーフ(志村けん)&サルマタ(加藤茶) {#88}
青い全身タイツ姿。それぞれ巨大なサルマタとブリーフに隠れている。
勝負に突入する前に、ふんどし一丁のブーさんにオイシイ所を取られて引き分け。
●忍者(志村けん, 榊原郁恵, 本田美奈子) {#88}
くノ一3人組。3人揃ってキメようとするが、メンバーのひとりがトチって息が合わない。
奇声を発しながら眠りの呪文を唱える。
鏡合わせでいろいろな特訓を行う。
●くまどり姉妹(加藤茶) {#88}
歌舞伎メイクがうまくいかなく、濃いメイクになってしまう。
顔面真っ赤になって舞台に出てしまった。
●ジェームス・ボンド(志村けん) {#88}
海外映画『007』の主人公のパロディ。
オープニングではスコープのレンズを狙って、画面を赤く染めた。
シュガーレスのシガーガムを携帯している。足が臭い。
最後は爆発に巻き込まれてしまった。
●てるみ(石川秀美) {#88}
ボンドガール。
爆発してしまった後、床に埋まるが、顔は黒コゲになっていなかった。
●鵜(加藤茶) {#89}
鵜飼いにコキ使われ、何度も水の中に潜らされる。
◆巨大人間(不明) {#89}
エレベータの中にいて、ケンちゃんの頭上にオシッコを浴びせた
◆ゴキブリ(井森美幸, 石川秀美) {#90}
いつもスリッパで叩かれているメスのゴキブリ。
長介虫をいじめている。
◆ハエ(加藤茶) {#90}
オスのハエ。長介虫を嫌っている。
◆蚊(志村けん) {#90}
病人の血を吸ってしまったため、血を吸っていない。
●桃太郎(仲本工事) {#91}
食あたりで亡くなった。
お岩さんが来て騒動になった後、ゾンビになって蘇った。
●乙姫(由紀さおり) {#91}
竜宮城から泳いで葬式へ来た。
●かぐや姫(岩崎良美) {#91}
桃太郎の葬式へ来た。
●金太郎(高木ブー) {#91}
肉じゅばん姿。桃太郎の葬式へ来た。
●リンドバーグ(いかりや長介) {#97}
飛行機の発明者だが、飛行機が分解してしまう。
●石川五右衛門(加藤茶) {#97}
水蒸気の発見コントのラストで、巨大な釜の中から登場。
●マリオ(志村けん) {#98}
ファミコンブームのコントに登場したヒーロー。
ケンちゃんは女の子4人がファミコンで遊んでいるところを仲間に入れてもらおうとしたが、貧乏なのでゲームソフトを持っていなかったので仲間はずれに…。
ケンちゃんは一人で『スーパーマリオ』ゲームを自らの体を張って挑むが、ジャンプ力がないためパワーアップ用のフラワーが取れず、土管にハマって水浸しになりゲームオーバーになってしまい、女の子4人に馬鹿にされてしまった。
▼クリボー&ノコノコ {#98}
『スーパーマリオ』のコントに登場。マリオのテーマにのせてコンベアで動いていたオブジェ。
▼ゾンビ(志村けん) {#98}
特殊メイクのコントでゾンビになって、アイドルをおどかす。
ベッドの下に隠れてドッキリを仕掛ける。
その後のスナックのコントにも登場。
◆大鵬 {#98}
同名の力士のブームをテーマにしたコントに登場。
力士と相撲で勝負するが、実は大砲で、相手を一発で黒こげにしてしまった。
●ハト時計(加藤茶) {#100(86.6/10)}
鳩時計から現れた鳩の着ぐるみ。“ハトちゃんペ”を使う。
◆腹時計の女(中村京子) {#100}
お腹に腹時計の絵が描かれているおばさん。胸時計もあるらしい。
◆時報の大砲 {#100}
ほとんど不発弾しか出ない時報用の大砲。
実は自走砲なので、時報係の加トちゃんとケンちゃんをターゲットとする。
●ミステリーサークル(加藤茶) {#101(86.7/22)}
ハゲチャビンのバリエーション。
夜になると禿頭にミステリーサークルが浮かび、光る。
●ホワッツマイケル(志村けん) {#101}
化猫怪談コントに登場。加トちゃん扮する侍と暮らしている老婆は実は化猫で、その正体は着ぐるみの猫だった。狸とか豚とか言われていた。
●桃太郎(志村けん) {#103}
バスケットボール部のコーチが場面転換で変身した姿。
動物にきびだんごならぬコンサートチケットを与えて、家来にした。
ゴキブリが仲間になろうとすると、物語に登場しないことで拒否した。
鬼ヶ島での鬼との対決では岩を投げつけて鬼退治をしたが、キレた赤鬼に天井から水を浴びせられた。
●イヌ(石川秀美)&サル(不明)&キジ(松本典子) {#103}
桃太郎のコントに登場。チケットをもらってお供になった着ぐるみ姿の女の子。
▼ゴキブリ(松居直美) {#103}
前のバスケットボール部のコントで散々な目に遭った女子部員が主役とおだてられて扮した。
仮面ライダーのような目の付いたゴキブリの着ぐるみを着て、せっかちに動く。
桃太郎のお供になろうとするが、童話に出てこないという理由で仲間はずれに。
▼赤鬼(松居直美) {#103}
鬼ヶ島のシーンに登場。赤鬼の着ぐるみを着用している。
桃太郎とお供に岩投げでボコボコにされてしまう。
悲惨な役ばかりしかもらえないことに怒って、桃太郎の頭上に大量の水を浴びせた。
●不動明王(高木ブー) {#103}
ドリフ全県区のいかりや候補のために浮動票集めに務めた。
しかし、いかりや候補は落選してオーケストラに情けないBGMを流される始末。
●スズさん(加藤茶) {#104}
虫の祭りの幹事。
●スズちゃん(堀ちえみ) {#104}
可愛い鳴き声のメスのススムシ。
●マツムシ(高木ブー) {#104}
長介虫を岩でいじめていたところを、長さんに叩かれた。
●マッちゃん(不明) {#104}
芸のない鳴き声が特徴のメスのマツムシ。
●コオロギ(松居直美) {#104}
メスのコオロギ。
●クツワムシ(志村けん) {#104}
コソ泥メイクをしている。マッちゃんとデュエットをした。
ラストはおふざけでキュウリを持って、長さんに追いかけられた。
●クツワさん(不明) {#104}
メスのクツワムシ。
▼ドラキュラ(志村けん) {#104}
吸血鬼。血を吸いすぎてお腹が膨れてしまう。
そのためお城の中に入るのに一苦労。
▼満月を見て変身する男(志村けん) {#104}
満月の夜にケンちゃんが変身。三ツ目のゴムマスクをかぶった姿になる。
2回目はバカ殿様に変身して、堀ちえみさんにフラレて尺八音が鳴り響く。
◆満月を見て変身する女(堀ちえみ) {#104}
満月の夜にケンちゃんと一緒に変身。両面に顔を持った妖怪のゴムマスクをかぶった姿に変貌。
◆超ボイン(堀ちえみ) {#104}
満月を見るとなぜか胸が長くなる。
ケンちゃんも大事な箇所が大きくなっていた。
●アリ(仲本工事) {#104}
『アリとキリギリス』のコントに登場。ボコボコにされてしまう。
▼キリギリス(いかりや長介)
『アリとキリギリス』のコントに登場。
◆戸沢白雲古(加藤茶) {#104}
忍者屋敷を改造した加藤温泉旅館の亭主で、戸沢白雲斎の流れをくんだ忍術使い。
旅館がからくり屋敷になっている。カトチャンペの呪文で煙を出す。
お風呂が落とし穴になっていた、客の長さんを風呂に落として、ネットで上げ下げしていた。
給料を上げないことに怒った白雲古は長さんを風呂に何度も沈めるのだった。
◆旅館の忍者(不明) {#104}
白雲古の弟子で青装束。
◆旅館のくノ一(不明) {#104}
白雲古の弟子で赤装束。夜とぎの相手もする。
●一の酉(加藤茶)&二の酉(松居直美), 鳳啓助(志村けん) {#106}
酉の市のコントに登場した。
前二者はニワトリの着ぐるみのコンビ。
後者はオチ要員で、有名な芸人のパロディ。
●パンダちゃん(加藤茶, 松本伊代) {#106}
86年の人気者の忘年会に参加。着ぐるみにパンダメイク。
中華三昧なパンダの夫婦。
●コアラちゃん(堀江しのぶ) {#106}
着ぐるみに付け鼻。セクシー(?)なメスコアラ。
オーストラリア産のユーカリを好むグルメ。
●ラッコちゃん(松居直美) {#106}
ラッコの着ぐるみ。飲みっぷりがいい。
●チャトラン(仲本工事) {#106}
北海道から来た映画『子猫物語』の主役。着ぐるみにフジテレビのマークが付いている。
▼エリマキトカゲ(志村けん) {#106}
人気が無くなってボロボロになっていた。
エリマキコアラやエリマキラッコ、エリマキパンダといった新種を作って人気者になろうとしたが失敗した。
●イス(志村けん)&長イス(加藤茶) {#108}
イスの着ぐるみコンビ。
長イスは大介君親子に座られて痛がるが、大介君の姉に座っていい思いをする。
イスは大介君の姉にコーヒーをかけられてしまい、太った母親に座られる。
最後は長イスが火事に巻き込まれてしまうのだった。
●火星婦(高木ブー) {#108}
もしものコーナーに登場。火星人の家政婦。
▼スナイパー(高木ブー) {#110}
超遠距離からライフルで射的場の景品を撃つ。
しかし、射的のおばさんのコルク弾が額に命中して
●射的のおばさん(いかりや長介) {#110}
ブーさんのスナイパーをコルク弾で葬ってしまう。
▼必殺スナイパー(加藤茶, 志村けん) {#110}
ドジなスナイパーコンビ。加トちゃんはスコープと酢昆布やコップを間違えてばかり。
ケンちゃんは加トちゃんの反応でツッコミを入れていた。
●アオ(志村けん) {#111(87.7/7)}
茶色の馬の着ぐるみ。江戸時代の飼い主が飼っている馬。「アオ〜ン」と鳴く。
別れが辛くなり、しつこく戻ってくる。
●月光仮面(志村けん) {#114}
・出身地=月 / 年齢=70歳
白いバイクに乗ってやって来た、かつて大活躍していたヒーロー。
加トちゃん扮するおまわりさんに改造車を載っていることで交通法違反に問われ、住所が月と言ってしまい、逮捕された。
●カッパの加藤ペ(加藤茶) {#115}
お酒“赤桜”のCM撮影コントに登場。
女優のセリフ終了後にプールから出てきてセリフを言う内容。
志村監督のセリフが長く、息苦しくなってプールから顔を出す。
●七輪の侍(加藤茶) {#116 (87.11)}
映画『七人の侍』のパロディ。
調理道具の“七輪”を持ってダジャレを言う侍。
●中村主水(志村けん) {#117 (87.12)}
分け前を多く獲ろうとしたら、かんざしやオケで仕置される。
●仕事人(加藤茶) {#117}
口にかんざし。がっぽり獲ろうとしたら主水らに仕置された。
●仕事人(松本伊代) {#117}
三味線弾き。多く獲ろうとしたらイスで仕置される。
◆羽根を取られた鳥(志村けん) {#117}
羽根をむしられたニワトリ。その羽根は赤い羽根募金の羽根の材料にされていた。
赤い羽根を刺されてしまう。
◆行事(いかりや長介) {#117}
もしものコーナー仕切り役。
加藤山におなじみのオチセリフを取られてしまう。
▼若駒(不明) {#117}
もしものコーナーに登場。東の力士。
ドリフ力士の対戦相手で、スマート。連戦連勝。
●加藤山(加藤茶) {#117}
西の力士。耳が大きい。やる気がないので、引退を決意した。
●仲本山(仲本工事) {#117}
メガネをつけている力士。
●高木山(高木ブー) {#117}
筋肉じゅばんの力士。土俵に埋まってしまう。
●志村山(志村けん) {#117}
老人の力士。
※この頃からファミリー劇場での再放送ではサブタイトルテロップが入るようになった。
◆おまわりさん(加藤茶) {#118}
サイフを拾ったおまわりさん。持ち帰るかどうか悩んでいるときに心の悪魔と神様が対立した。
最期は悪魔と神様にやられてしまった。
▼心の悪魔(志村けん) {#118}
おまわりさんの心に潜む悪魔で、おまわりさんにサイフを拾わせる。
『ひょうきん族』のブラックデビルのようなメイクで、バイキンと呼ばれる。
神様と山分けするつもりがガッポリとられてしまう。
●心の神様(いかりや長介) {#118}
おまわりさんの心の良心。中世ローマ風衣装。
おまわりさんを撃って、お金をガッポリ奪った。
▼閻魔大王(加藤茶)
地獄で一番偉い神様だが、奥さんには弱い。
自殺の罪で地獄行きがほぼ決定になった亡者カップルを裁くとき、前世の嘘を暴露しようとした。
▼閻魔大王の奥さん(不明)
閻魔様のお裁きの最中、七福神の大黒様から聞いた浮気の話のことで閻魔様を叱った。
◆亡者(仲本工事, 松本伊代)
地獄の閻魔様によって前世で自殺したことがきっかけで裁かれることになった夫婦。
閻魔様に前世での嘘も暴かれ、ケンカすることに。
●あんみつ姫(不明)
88年に登場。子連れ狼らと一緒に舟に乗るが、幽霊にびびってしまった。
●遠山様(高木ブー)
88年に登場。舟に乗るが、幽霊にびびってしまった。
▼ゴジラ(加藤茶)
88年頃のヒーロー競演コントに登場。
怪獣王ゴジラの着ぐるみで時代劇のヒーローたちとヒーローNo.1を争う。
数十年後、着ぐるみに白いヒゲが生えて、口から吐くのも煙だけに…。
●忍者ラーメン(志村けん, 加藤茶他)
ラーメン屋さんのコントの想像シーンに登場。青・黄・赤・黒の忍者装束を着たラーメン屋さん。
店内はカラクリ仕掛けになっていて、武器はチャーシュー手裏剣。
客のブーさんはいじめられるが、仕返しにドロンと消えて食い逃げした。
●アリ(志村けん, いしのようこ他)
89年頃のアリとキリギリスのコントに登場。夏場はずっと働き続けた勤労者。
冬場は毎日食べ放題で贅沢三昧。
▼キリギリス(加藤茶, 渡辺美奈代)
夏場はいつも歌ってばかりで遊んでばかりいたキリギリス夫妻。
冬場になると、着ぐるみにツギハギと絆創膏がついている。
アリ親子に恵んでもらおうとしたが、アリに断られ、落雪を浴びた。