超級バラエティ研究所 > バラエティ番組のヒーローたち

NTV系バラエティヒーロー
(1950-70年代編)

■ここでは日本テレビ系バラエティに登場したバラエティヒーローをまとめます。


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とんま天狗(1959.9〜60.12・YTV)

※時代劇コント番組。

頓馬天狗 / 尾呂内南公[おろない なんこう](大村崑)
鞍馬天狗のパロディヒーロー。名前の通りとんま。関西弁で喋り、驚くとメガネがずれ落ちるのが癖。
気合を込めて大上段の刀の柄に手を掛けると、一瞬にして敵を倒してしまう必殺技がある。
「姓は尾呂内、名は楠公」というように、名前の由来はスポンサーである大塚製薬のオロナイン軟膏から。
なお、とんま天狗の由来はこちら(別館HP内)を参照。

近藤勇三(芦屋小雁)
とんま天狗の宿敵で、新選組の近藤勇のパロディ。新撰組の局長。
行く先々で土方大三ら部下を率いてとんま天狗を邪魔するが、毎回必ず斬り捨てられる。
しかし不死身なので、とんま天狗は安心して彼を斬り捨てることができる。
やられた後は「斬られたヨー!」と言う。
土方大三(不明)
新撰組の一員。
月形三平太(不明)
月形半平太のパロディ。


シャボン玉ホリデー(1961.6/4〜72.10/1)

※ザ・ピーナッツとクレージーキャッツのメイン番組で、各回のサブタイトルの最後には(番組末期の1971・72年を除く)『〜ピーナッツ!』と付いた。
牛乳石鹸一社提供番組で番組内CMは出演者によるミニコント(番組の一部として撮影)。コントCMの中でも犬塚弘さんが『牛乳シェービングクリーム』で髭剃りをするものは“生コマーシャル(実際は生ではないが)”として人気だった。

『お呼びでない?』キャラの一覧

※植木等さんのギャグで番組の定番になったもののキャラ。現存資料で判明したもののみ

労働者{#151(64.4.19)}
コサック達が『ボルカの船歌』を歌っている時に乱入し『ヨイトマケの唄』を歌い出した(『船歌』の『エイコーラ』と『ヨイトマケの唄』の『エンヤコーラ』をかけた)。ちなみに植木さんはほぼ同じネタを1965年の劇場公演『10周年だよ!クレージーキャッツ』で行っていた。
行者{#169(64.8.23)}
出演者達がラテン楽器を演奏している所に団扇太鼓で南無妙法蓮華経を唱えながら登場(他の出演者もなぜか斉唱)。
自衛隊{#215(65.7.11)}
布施明さんが歌った後寄って来たファンに交じって「伏せ!伏せ!」と言いながら銃を持って登場。“伏せ”と“布施”を聞き間違えたらしい。
柔道家(#241(66.1.9)}
『さよならはダンスの後に』をBGMに出演者達が社交ダンスを踊っている時に松崎真さんを投げ飛ばしながら乱入。美空ひばりさんの『柔』を歌いだした。他の人々も社交ダンスから投げ合いに。
船頭{#266(66.7.3)}
交通事故多発について話している家族(父:犬塚弘さん、母:桜井センリさん、子供:安田伸さんとザ・ピーナッツ)の朝食時に家の壁を船の舳先で突き破って登場、『船方さんよ』を歌い出した(犬塚さんの『おーい』という掛け声と『船方さんよ』冒頭の『おーい』をかけたもの)。
アラブ風{#498(70.12.13)}
忠臣蔵の赤穂浪士討ち入りの場面に乱入。
タキシード姿
停電でロウソクを点けている時に現れ『ハッピーバースデーの歌』を歌ってロウソクを吹き消した。
バレリーナ
バレーボール監督役のハナ肇さんが選手を激励しているときに乱入し『白鳥の湖』を踊り出した(ハナさんが台詞の中で「踊ってくれ」と例えとして言ったため)。
出前持ち(坂本九){#91(62.12.16)}
忠臣蔵で浅野内匠頭(植木さん)が切腹前家臣の力弥(犬塚弘さん)と大石内蔵助を待ちわびている時出前を持って登場。怒った内匠頭に斬られた。この回では植木さんではなくゲストの坂本さんが『お呼びでない?』をやった。

オオクニヌシノミコト(植木等){#18(61.10.1)}
銀行の窓口でザ・ピーナッツの二人と鶴田浩二さんが会話している時に突然登場。鶴田さんに素で「時代が違う」と言われたという。

オオカミ男(不明){#215(65.7.11)、#249(66.3.6)}
2回登場したがそれぞれ違う役柄(ちなみにこの2回はどちらも故・谷啓さんが構成している)。

トーメー人間(不明){#249(66.3.6)}
撮影コントに登場(といっても透明なので声しか出てこない)。監督に演技指導を受けるが監督を転ばせたりした。
石川五衛門(小松政夫){#249(66.3.6)他}
大見得を切っていたら思わずずっこけ「知らない、知らない、知らない!」と女々しく嘆いた。ちなみに小松さんはこのキャラがテレビ初出演作だったという。

月光仮面(谷啓){71.8}
番組の定番コント(通称“おかゆコント”)に登場。
ピースマン(井上順) {'72}
'72年春からの番組リニューアルにあたって登場したヒーロー。
正統派特撮ヒーローのようなバラエティヒーロー。ピースポーズで変身する。


おはよう!こどもショー(1965〜79)


笑点(1966〜)


巨泉・前武ゲバゲバ60分!ゲバゲバ90分!(1969〜71)

※大橋巨泉さん・前田武彦さんの人気司会者と中心に人気俳優・コメディアンが集まって、
お茶の間を沸かした元祖ショートギャグオンパレード番組。

ガンマン(宍戸錠)
オープニングで何度も登場するキャラ。
光学合成の扉を開けてそのかなたへ消えたりビックリ箱に変身したりする。


マチャアキ,前武,始まるよ!(1971.4〜9)

マチャアキ怪獣ガリガリ(不明)
鳥形のマスコット怪獣。バラエティ番組オリジナルのぬいぐるみ怪獣第1号。
堺正章さんと前田武彦さんとどういった関係(中に入って演じていたのか、声の出演だけか)は謎。
マエタケ怪獣ベロベロ(不明)
セイウチのような牙の生えたマスコット怪獣。毎回ガリガリとウルトラファイトを展開する。
当時は、前田さんのあだ名である“カワウソ”をモチーフにしたと説明されていたらしい。
また、弁舌の達者な前田さんの特徴を表現するため口から伸びている巨大な舌は二重(二枚舌)になっている。
後に同局の『流星人間ゾーン』(1973)で、このぬいぐるみを改造したガンダーギラスが登場した。


ハッチャキ!!マチャアキ(1971.10〜73)

ハッチャキ仮面(堺正章)
バルタン星人やテレスドンなどの円谷プロのアトラクション用の怪獣と相撲をしている視聴者公募の子供たちを指揮するするヒーロー。応援以外は何もしない。
キャラクター名に‘仮面'とついているのだが、実際にかぶっているのはヘルメットである。
たけし城』の谷隊長のルーツと思われる。
ハッチャキ7(堺正章)
ハッチャキ仮面がパワーアップした姿だが、大した変更ではなかった。
この設定は『ひょうきん族』のタケちゃんマン7にも受け継がれた。
子供たちがピンチになると、ハッチャキ7自らが怪獣をやっつけることも。
地球より遅れた星からやってきたヒーロー。子供たちが困ったときに「ハッチャキー!!」と叫ぶと子供たちの危機を救う。
ハッチャキエース(堺正章)
3代目ハッチャキヒーロー。
お絵かき怪獣ゴミラ(声:笠川孝平)
番組オリジナルの怪獣で、専用のテーマソングもある。


金曜10時!うわさのチャンネル!!(1973〜79・NTV系)

ゴッドねえちゃん(和田アキ子)
通称:芸能界のドン。いつもハリセンでレギュラー陣をどついたりしている。
当初この番組は1年間の予定で、数年後、アッコさんが歌手活動をしたいということで打ち切りになった。
デストロイヤー(ザ・デストロイヤー)
白い覆面に工事作業用のヘルメットが特徴の悪役覆面レスラー。
怒ると怖いが、ゴッドねえちゃんにはタジタジ。
日テレアナウンサー時代の徳光さんが、彼に四の字固めされながら実況したのは有名。
せんみつ(せんだみつお)
毎回コントでゴッドねえちゃんにイジメられている哀れなキャラ。
動物が苦手なゴッドねえちゃんを泣かすため(?)、彼が犬や爬虫類を持ち出してギャフンと言わせようとするが、その後はご想像通り(笑)。
ダレ犬
せんみつさんが打倒ゴッドねえちゃんの為に連れてくる犬。
オールドイングリッシュシープドッグ》がその犬の種類で、ゴッドねえちゃんが付けたあだ名。

すっぱぬき仮面(ケーシー高峰)
芸能界の裏話を暴露するヒーロー。


カリキュラマシーン(1974〜79)

えんぴつのジョー(宍戸錠)
世間にえんぴつの使い方を教えてまわっているナイスガイ。ウェスタン風のコスチュームを着ている。

おにいさん(斎藤太郎)
進行役のおにいさんだが実はNTV製作部の偉い人。当時はディレクターだった。
かの字(不明)
おなかのモニターにいろいろ映せる高性能なロボット。
銀色のボディだが、某玩具会社がボディを塗ってない赤いソフビを作ってしまった為、その誤ったカラーリングを記憶している人が多い。
一郎(不明)
日本語が少し判るゴリラ。『おはよう!こどもショー』の“けでんと17号”のコーナーにも登場。


カックラキン大放送!!(1975〜86)


なんじゃ・もんじゃ・ドン!(1979.10〜80.9)

※半年で終了した『新・ロンパールーム』の後番組。子供番組。

ナンジャーマン(声:つかせのりこ)
・デザイン=舟崎克彦 / 武器=パワーシャベル / 必殺技=ナンジャーキック, ナンジャーパンチ
ぬいぐるみキャラでモグラの姿をしたヒーロー。自転車に乗って出動する。
毎回子供を苛める怪人バイキンダーをナンジャーパンチなどで倒して、地中に帰るのが毎回のパターン。
テーマ曲は串田アキラさんが歌唱。
バイキンダー(不明)
ナンジャーマンの宿敵であるばい菌の怪人。『アンパンマン』のばいきんまんのルーツらしい。


・情報提供 : 熊田猫吉左衛門さん, 珍宝院釈法伝さん, ななまるさん, JBDXさん, 久美ちゃんさん, バンジョーさん, こしけんさん, ちーちゃんさん

【参考資料】
・岩佐陽一『70年代TVカルト図鑑』(1995年 ネスコ/文藝春秋)
・五歩一勇『シャボン玉ホリデー スターダストをもう一度』(1995年 日本テレビ放送網)
・佐藤利明『植木等ショー!クレージーTV大全』(2010年 洋泉社)